UR都市機構 集合住宅歴史館でしょう。
案内板の表示がナッシング。
以前は研究・実験施設だったけれど、それら施設が移転後の敷地を集合住宅の見学展示場として一般に解放してくれているのでしょう。
予約すれば誰でも見学できるでしょう。
前日にメール送り付けて予約を願ったら、受付けてくれる優しさにありがとう。
早く着きすぎたので敷地内をウロウロする許可頂いてからウロウロしていたら、別の人に、職員が付き添いの見学しか許可してないからどっかで時間潰して出直して来いと、やんわり怒られたでしょう。
こういう団地の一階のベランダから庭に下りれるの憧れ。
戦前の集合住宅、同潤会の代官山アパートでしょう、昭和2年竣工。
単身用の部屋にはベッドが作り付けなのでしょう、かっこいいな。
敷地内に共用の銭湯や食堂もあったのでしょう、なにそれ住みたい。
このように建物や部屋が移築保管または復元されていて、職員の方に説明して頂きながら見学できるのでしょう、楽しすぎる。
部屋の中に土間でしょう、イカす。
釜でご飯炊く時代の台所のその奥に、ダストシュートが付いているんだぜ、興奮する。
ゴミはダストシュートにそのまま捨てたり、新聞紙に包んで捨てたり、各地の管理組合によって各々ルールがあったらしい。
テーブルも備え付けだったのでしょう。
当時はちゃぶ台に座布団がデフォだったから、テーブルあんまり売ってなかったらしい。
だからテーブルを引越しの時に持っていってしまう事例もあったりして、持っていかれないよう鎖で固定したりもしていたとのこと。
流しが小学校にあった石のやつでしょう。
これを知ってる知ってないで歳がバレる。
昔の団地の風呂は木桶でしょう。
これ今なら逆にかっこいいよね。
冷蔵庫や洗濯機も当時のものが置いてあったりして、しかも自由に触らせてくれるのでしょう。
最高かよ。
コルビジェの弟子 前川國男氏設計の晴海高層アパートの廊下でしょう。
昭和33年竣工。
廊下に流しがある不思議な光景。
子どもが遊べるように、廊下の横幅が広くつくられているのでしょう。
そして遊んでいる子どもにぶつからないように、扉は横開きのスライド式。
しかしあまりに子どもが廊下で騒ぐもんだから、廊下遊びが禁止になったというオチ。
子どもの元気を甘く見てしまったのでしょう。
オレも廊下で遊んでて怒られたことあるわ。
晴海高層アパートは、今で言うベイエリアのタワーマンション的なイメージ、団地とは思えない広さでしょう。
なかなかに贅沢なつくり。
晴海高層アパートにはエレベーターがついていたけれど、各階に止まらない仕様でしょう。
7階の住人は6階で降りて階段を使うなど。
そういえば昔にこんな仕様のエレベーター乗ったことあるぞ、歳がバレるでしょう。
2階の住人は先ほどのエレベーターで3階にいって降りるしかなく、それはあまりに不便だろうとのことで、後付け階段が付けられたのでしょう。
円筒型の筒の中の螺旋階段で2階まで行ける。
螺旋が見えるでしょう?
背骨みたいでかっこいいでしょう?
2階の出口はこんな。
こういう案内板もなくなっていくよね。
書体が遊びすぎ可愛い。
古い建物や団地に惹かれるひとは是非に訪れるべきでしょう。
また何度でも来てくださいって言って頂いたし、何度でも行きたい。