年に数回あるかないかの出張で名古屋に来た。
午前中に仕事片付けて、お昼食べに行くでしょう。
背広のおじさまおふたりと相席。
玉子入りの松を注文。
勝手な先入観で名古屋では嫌が応にも味噌煮込みうどんにライス付いてくると思い込んでた。当然そんなことなかった。
一応ゆるくダイエット中だからライス付けず単品で注文。
ぐつぐつ。
うどんは結構細めでコシあり。
お揚げネギ椎茸カマボコ鶏肉そして玉子。
玉子ちょい固めの半熟。
量は少なめかな。やっぱライス付けないと物足りないかも。
人気店らしいのでハードル上げてしまっていたせいだろうかゴニョゴニョ。
個人的には近所のそば屋の味噌煮込みの方がゲフンゲフン。
名古屋駅に戻ってJRで永和駅へ。
ちなみにJR関西本線の自動改札はsuica使えなかった。でも券売機ではsuicaで切符購入出来た。世界は複雑ですね。
小さい秋とか見つけながらテクテク20分ほど歩く。
途中亀スポット発見。20匹くらい甲羅干ししていてテンション上がる。
でかいやつばかりで最初オブジェかと思った。
近づくとバシャバシャ川に飛び込んでしまう。
みんな大好きカーブミラー。
突然到着。永和温泉みそぎ湯。
道からちょっと奥まってるからいきなり出現感あり。
隣の吉野屋のご主人に声かけましょう。
「すいませーんお風呂入れますか?」
こちらが成田山霊感不動教会かな。
この左脇の奥が浴場。
吉野屋のご主人がおもむろに読経し始めるので一緒にお祈りする。
一応信者専用の温泉とのこと。
ご主人の口ぶりに感じる一応感。
インターネットで全国から来訪があるとのこと。僕もインターネット見て来ました。
みそぎ料200円を箱に入れる。
左が男湯、右が女湯。
トイレもちゃんとあります。
キレイ。
加水加温なしの源泉掛け流し。
常にお湯が洗い場に流れてくる贅沢感がすごい。
右手前の蛇口からは冷水が出るので火照った体を冷やしましょう。
コンクリートの湯舟が3つ。
奥から手前にお湯が流れるようになっていて、手前の方がお湯がぬるくなる。
体感的に奥が42度くらいで手前は38度くらいかな。
無味無臭無色透明だが、湯舟の湯は軽く赤茶。頑張って匂い嗅いでたらうっすら硫黄だかカルキだかを感じた気がした。
多少の湯の花が舞ってる。
貸切状態。
写真パシャパシャ撮ってたら脱衣所にいたおじさんに「撮ってあげようか?」言われた。
大丈夫です、ありがとう。
脱衣所の扇風機がレトロでカッコイイ。
しかしよろしく。
出たら閉めます。
入浴中は全開だった。普通逆じゃね?
でも全開で入浴の方が開放的で気持ち良かったのは確か。
神様の温泉です。
間違いない。
駅までテクテク20分歩いて帰る。
からだポカポカいい湯だった。素敵だった。
鄙びた宿とかビルとか家とか温泉とか、いったいどうしてこんなに惹かれるんだろう。
ある種の終着点のように感じる、そんなところに惹かれている気がする。生命の進化の枝葉の行き止まりのように、行き着くところまで行って後にも戻れず、絶滅を待つまでの間その世界の端っこに存在しているような、Livin' on the Edge みたいな。
知らんけど。
みんな大好きカーブミラー。
ちなみに名古屋駅行きはこんな感じ。
20分くらい待つ。
さて、帰ってもう一仕事か。